マクワウリは、東アジアで発達した東洋系のメロンの仲間で、
日本へは2000 年以上前に中国や朝鮮半島から伝来したとされます。
「古事記」や「万葉集」にも記載があり、
古くは‘ウリ’といえばマクワウリのことを指していました。
プリンスメロンやキンショウメロンなどはマクワ瓜の系統との交配で
生まれていて、マクワウリはメロンの先祖といったところです。
みずみずしくシャキシャキとした果肉にあっさりとした甘さがあり、
甘いメロンとはまた違った美味しさがあります。
マクワウリには、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、
ナトリウム、鉄など多くのミネラル成分が含まれます。
中でも、特にカリウムが豊富に含まれているので、
高血圧や動脈硬化、糖尿病の予防効果があります。
また、カリウムには水分バランスの調節をする働きもあり、
利尿作用やむくみ解消にも効果的です。抗酸化作用も強いとされています。
懐かしい味に、昔を思い出される方もいらっしゃるのではないでしょうか?