ふきのとうは、キク科「蕗(ふき)」のつぼみで、花が咲いた後に葉(ふき)が出てきます。
ふきのとうの魅力はまさに苦味にあり、独特の香りとほろ苦さが春の訪れを知らせてくれます。
ふきのとうは、アク(苦み)があるので、そのまま食べずに下ごしらえします。
ふきのとうを水洗いし、黒ずんだ周りの葉は取り除きます。5~6分ゆでたふきのとうを一晩水にさらせばアク抜きができます。
また、沸騰したお湯1リットルに対し、重曹小さじ1を加え5分~10分ゆでて、冷水にさらしてもいいでしょう。
ゆでたふきのとうを冷水にさらすことで、鮮やかな緑色を保てます。
フキノトウの天ぷらは、アク抜きをする必要はありません。
ふきのとうの苦みは「フキノール酸」「ケンフェロール」「アルカロイド」などのポリフェノール類で、フキノール酸は咳止めや花粉症予防に効果があり、アルカノイドは肝臓の機能を高め、ケンフェロールには免疫力アップの効果が期待できます。
春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。